産業遺産 尾去沢鉱山跡
昔日の社会の教科書に載っていた尾去沢鉱山。教科書で見ていた頃はまだ現役の鉱山でした。それが今では史跡または廃墟になっておりました。かなり歴史のある銅山で、昔は金も採掘されており中尊寺金堂に使われたとか。明治以降の鉱山近代化により三菱が所有することとなって世界的な銅山となっております。昭和53年に閉山し現在では採掘はしていないが精錬はしている工場です。現代の精錬とは産業廃棄物から貴金属を取り出す作業です。
昔からの選鉱場、精錬所は廃墟と化しており、山の斜面にへばりつくように残っています。安全のため、ということで取り壊される鉱山跡が多いにも関わらずここは綺麗な状態で廃墟になっております。まず目につくのが大煙突と斜面の地を這う大煙突までの排気管。こういう地を這う煙突は台北金瓜石でも見ました。金瓜石の鉱山も日本統治時代の日本企業による経営ですから設備が同じというのも頷けるものがある。
by sam3636sam
| 2015-09-05 20:46
| 旅行