ブログトップ

モレスビな日々

sam3636sam.exblog.jp

モレスビおっさんの旅行・グルメな日々

毛無峠の硫黄鉱山関連遺跡

群馬県万座温泉から長野須坂方面に進むと万座峠という志賀高原横手山がきれいに見える峠があります。さらに進んで須坂方面から左に折れた先に毛無峠はあります。道としては毛無峠で行き止まり、何でこんなところまで道を付けるのかと疑問に思うようなところです。
この峠は群馬と長野の国境、長野側は緑の山と谷なんですが群馬側は木のない禿山と荒地が延々と。そんな峠にロープウエイの支柱が数台。こんなところにロープウエイまたはスキーのリフトがあったのかと狐につままれたような感覚。
a0219537_22002135.jpg
群馬側はと言えば結構な山奥なんですが、荒地が延々と続きます。
a0219537_22033886.jpg
群馬側の下の方にも1基だけロープウエイの支柱があります。
さては昔は吾妻線の最奥の駅から観光用のロープウエイでもあったのかと思いましたが、そんなに遠くまでロープウエイが
続くわけでもなく。
よく調べてみると、ここには昔(と言っても自分はもう生まれていた時代)硫黄鉱山があって、その硫黄の運搬に索道が
ありあの鉄塔はその索道の支柱であったのでした。
その名も小串硫黄鉱山、最盛期には2千人を超える人がこのすぐ下に住んでいて採取した硫黄を運ぶのも生活インフラも
長野側に運んだり持ち込んだりしていたそうです。そのためにこの索道だけでは足らずにトンネルまで掘ったとのこと。
当時の硫黄は黄色いダイヤと言われるほどの貴重な資源。それが石油精製で硫黄が副産物として採れるようになると
天然の硫黄はコスト高のものに。昭和の高度成長期の頃に閉山になってしまって今では廃墟。
物の哀れを感じさせる近代産業遺産です。
a0219537_21594558.jpg
a0219537_22003650.jpg

[PR]
by sam3636sam | 2015-06-30 23:33 | 旅行