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モレスビな日々

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モレスビおっさんの旅行・グルメな日々

台北近郊水南洞「十三層遺址」

台北近郊の有名な観光地「九份」からすぐ近くに金瓜石という集落があり、その山あいの集落から海に向かって降りた海岸線に水南洞というところがあります。
金瓜石という地名の通り、戦前はこの地は金鉱で栄えた村でした。戦前の台湾はと言うと日本の統治下で、その金鉱山というのも日本の企業が経営しておりました。その企業とはJXホールディングス、その前身は日本鉱業、そのまた前身は田中組、釜石で製鉄業を立ち上げた田中長兵衛さんです。
で、金瓜石では当初金が出ていましたが、銅の方が多く出るようになり海岸線の水南洞に精錬施設を建設、最盛期には東洋一の鉱山となっておりました。
日本敗戦後は台湾政府の所有となり採掘は進められましたが採掘量は激減、1985年に閉山。
閉山後は荒れるに任せ現況のような廃墟となっております。
十三層遺址は製錬所の跡ですが、確かに十三層に渡って段々畑のような土地に精錬所の建物が建てられていました。今では一部を残して土台部分のみ残っています。
また、ここには山を駆け上がるような地を這う煙突も建設されており、これはさながら龍の如し。
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さらに閉山となった廃坑から湧き出る地下水がその含有成分によって川床を錆色にし、海に流れこむと海を黄色く濁らせて陰陽印にさせ、陰陽海という名称になっています。
日清戦争で勝って台湾を手に入れ、太平洋戦争で負けて台湾を取られた訳ですが、その間ずっと金銀銅を掘っていた現場です。
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by sam3636sam | 2014-01-19 22:15 | 旅行